こちらもバザー出品商品。革はイタリアのタンナーのものを使用し、内側は綺麗な黄色の国産ピッグスエードを。革はイタリアと思われがちですが、ピッグスエードの質に関しては日本が一番です。
私は幼い頃から、手作り品の溢れる家庭で過ごしてきました。お道具袋、浴衣、洋服、etc。祖母や母が手作りしたものが必ず身近にあったので手作りのクラフト感や、温かみが好きです。一般の人からすると手作り?無駄に高いよね。だったり、下手をすれば貧乏くさいと思われる方もいるかもしれません。今回バザーということで、一つ千円で出品しています。この価格でも100均商品に比べると高く売れない可能性が高いのですが、ハンドメイドという世界があるということ、そんなに悪い物じゃないことを知るきっかけになって欲しいと思います。コンピューターで作られるような正確性はないですが、それを楽しむ余裕というか感性を持って欲しいのです。私の持っているアクセサリーの中に、トゥアレグ族という砂漠の民が作ったバングルがあるのですが、よく見るとどう考えても彫刻があるべきところに彫刻がないのです。模様を彫っている最中に職人が飽きてしまったのかもしれません。いろいろ想像すると楽しくないですか?部分的に彫刻がないことを不良品として捉えるのではなく、それを一つの個性として受け入れる余裕を持ってほしいのです。それが愛着にも繋がります。いろいろ書きましが、バザーの最後まで私の作ったものが売れ残りませんように!後は神頼みです。