2017/09/27 19:57
これからベルトを販売するにあたり、バックルが1種類しかもマニアックなミリタリーパンツをイメージしたベルトだけだとさすがに厳しいなと感じていたので、もう1タイプバックルを仕入れました。35mm幅の上品なバックル。一本目のベルトが私のM47へのオマージュだとすると、こちらのバックルは「ベルトのスタンダードを作る」をコンセプトにしています。どの方向にもよっていないニュートラルなベルト。はじめてこのバックルを見たとき、その美しい形に惹かれたのですが、表面がざらざらしていて、質感としては私の目指すものとはほど遠い物でした。そこで、自分でバックルを研磨して艶を出しました。表面がざらついていると薄汚れた感じの経年変化になっていくのですが、つるんとした表面は経年変化によりなんともいえない渋みがでます。はじめはピカピカのバックルが気恥ずかしいのですが、育てがいのある長く付き合えるバックルと言えます。バックルをひとつひとつ磨くのは大変なのですが、このバックルはピカピカのほうが絶対にかっこいいし、このひと手間が愛着に繋がることが分かっているので、念入りに磨いています。