以前に訪れたフィレンツェ。街をウロウロしているとGREVIという帽子屋さんがあり、なんとなく入ってみると店内は個性的な帽子でいっぱい。日本人の女性店員さんもいました。この帽子はその時に買った帽子ではなく、友人からお土産にもらった帽子です。
GREVIについて全く知らなかったので調べてみると、1875年にフィレンツェで創業した帽子メーカーでブレードハットという様々な幅のブレード(テープ)を頭頂部からぐるぐると縫い合わせながら作る帽子が代表作、のようです。
おばあちゃんの手編み風で温かみのある帽子だなと思っていたのですが、いろいろ調べると色とりどりのネップにフィレンツェの風を感じます。笑 そう考えると、物が作られる場所というのは商品に対して重要な役割を果たしているなと感じます。京都で作られるものには古都の風、神戸で作られる物には港町の風。様々な風を感じます。私が住む町は西日本の片田舎なので、私の作る製品からは、大地の風を感じて欲しいです。笑
それと、今試作している革テープの革小物には、GREVIのブレードハットにあやかりブレード~という名前をつけたいと思います。思わぬところで繋がりました。