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A革小物はすべて平台に置き、外寸を測定しております。商品やデザインによっては若干の誤差が生じますので、あらかじめご了承ください。
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2020/11/07 10:11

まだまだ暑かったり寒かったりですが、徐々に衣替えをしております。

今回は10年後も着ているだろうなと思うアイテムを紹介します。

まずは、コーギーのニット。見るからに上質なニットは英国王室御用達です。いわゆる「ロイヤルワラント」に認定されています。
イギリスの「ロイヤルワラント」は英国王室のエリザベス女王、エジンバラ公、チャールズ皇太子の3名のみが認定でき、認定されたとしても5年ごとの更新。「ロイヤルワラント」の上にあぐらをかいていては、5年後は脱落もあり得る厳しい世界。
私の簡単なイメージだと「イギリスの王室メンバーが使うほど、とにかくいいものだよ。」というものです。

私が今まで着たことのあるものだと、トリッカーズの靴やバブアーやコーギーのニット。確かに長持ちするし、ものはいいなと思います。
ただ、シンプルで完成されているけどおもしろみはないという印象。雑味がないというか。
このニットを着てウールパンツを履いちゃうとピアノを弾いてそうな人のイメージになるので、ボロボロの古着のジーンズや軍パン、ドクロの指輪で雑味を足してオルガンを弾いてそうな感じに着るのが私の正解です。ピアノとオルガンの間に何があるのかうまく説明できませんが、ピアノはかっこよすぎる、オルガンはかっこよすぎないのです。

続いて毛玉だらけの古着のネルシャツ。アメリカ仕入れの古着屋で買ったので、アメリカ人が着倒した後、スリフトショップに寄付しそれを日本人バイヤーが買い付けたものだと思います。「スリフトショップ」とはアメリカにある寄付されたものを販売するショップで慈善事業団体とのつながりがあるお店です。日本人の古着バイヤーはアメリカ各地のスリフトを巡り、価値あるものを探してきて販売しているのです。古着の仕入れはそれだけに限らず、業者からの仕入れもありますが。

古着とはいいつつも最初はまだ綺麗だったこのシャツ、私が何年も着用し、見ての通りボロボロになり、今年見ると肩に穴が空いていました。家族には捨てろと言われるのですが、捨てられないので補修して今年も着たいと思います。生地もいいものではなく、作りもいいとはいえない。それでもサイズ感だったり、肌触りが好きで手放せないのです。

高くても、1シーズン着て着なくなるものもあれば、安くても何十年も繕いながら着続けるものもある。衣類っておもしろいなと思いながら、衣替えをしています。