私の作るものの中では、少し人気がありコンスタントにご注文を頂くベルト、２ヵ月前？にオーダー頂いたものを最後に革の在庫がなくなってしまいました。コロナの影響でイタリアからの革の輸入が滞っていること、革はまとめて発注しないと送料等の関係で無駄が多くなることから、しばらく受注停止となりました。
そして、住宅購入の続きです。
ブログに書いた中古物件について、自分の考えを整理するために今日も書きます。
おそらく、売り出しから半年ほど経っている物件で、不動産屋さんに聞いたところ「そんなに内覧にも来てなくて、そもそも今は中古物件を探す人が少ない」とのこと。確かに私の友人も新築物件ばかりなので、中古物件を探しているのはまわりで私だけかも。やっぱり新築だよなとも思う。中古住宅もリフォームすると新築に近い金額になってしまう場合もあるし、それなら新築という考えもある。
ただ、私は新築の建売も内覧に行ったけど、その物件には惹かれなかった。なんとなく重厚感がないというかポップな感じが受け入れられなかった。建売が嫌いと言うわけではなく、その物件について。
機能面を含めるとやはり新築だよな。暑かったり寒かったりが少ない家。それが最高だ。あの家はどうだろう。市街地の便利な場所、駅から徒歩１０分圏内にあるのに、売り出し後半年間売れていない。築浅が人気と聞くので、築古は人気ないのかな。この家は洋服で言えばヴィンテージ、よく言えば。よく言いすぎか。当然ブランドものではないし、ファストファッションでもない。悪く言えば誰かのお古。新品じゃないと駄目っていう人も多いけど、定番も、ブランドも、古着も、好きなものは何でも取り入れる自分に抵抗は無い。
なんでこの家が売れ残っているの？それが最初に感じたこと。古いけど、大きすぎず、質感のいい部材でできていて。隣家との距離がほどよく保たれている。敷地の一部が林なので、小さな畑を作れば家庭菜園を楽しめそう。街中なのに家の裏側が林で自然を身近に感じられる。駐車場も車２、３台停められる。そう考えると、やっぱりいい物件だ。
この場所に、自分の好きなデザインで新築物件を建てられたら、それが一番の理想だ。ただ、そんな予算はない。気に入った土地に気に入った古い家がある。もう購入理由はそれだけでいいのではないか。そう考えて買うことにした。中古住宅２件、新築１件の内覧しかしてないのですが、もうここがいいなと。売主さんは高齢のご夫婦で、奥様の足が悪くなったため引っ越したいとのこと。上品なご夫婦で、そんな方が過ごしてきた家を引き継ぎたいとも思った。ただ、ある欠陥が発見され、こちらの予算もあることから、不動産屋さんに希望金額を提示し、希望額とはいかないものの、納得できる価格で話がまとまりました。
不動産屋さんの努力や、売主さんのご理解でなんとかここまできましたので感謝です。
そして、福岡で設計事務所をしている友人に家を見て貰い、リフォームにかかる設計やアドバイスを貰いました。まったく分からない分野なので身近にプロがいると心強いです。高校生の頃、彼がこんなに立派な大人になるとは思いませんでした。なぜか上から目線。笑
その後カフェで友人とバカ話したのですが、時間を忘れていろいろ話せて良かった。
最後に、新築とは違い安価な中古住宅。それでも私にとっては大金だ。納得いくまで調べたから、今までラッキーな人生だったから、後悔しない変な自信はあるけど、１年後後悔しているかも、冬の寒さに震えてるかも。笑
不安はある。でも、命を取られるわけじゃない。みんなで笑って暮らせたらいいな。そう、それが家を買おうと思ったはじまり。
これからリフォームして引っ越すのは秋ごろの予定。リフォームしたら最高にかっこいい家になるはず！ではまた。
