おひさしぶりです。
今日はトゥアレグ族の作るシルバー製品について。
「トゥアレグ族はアフリカの民で~」はよくネット上に書かれていることなので割愛します。
私がトゥアレグ族のシルバー製品と初めて出会ったのは、20年数年前。
当時ナンバー44というヨーロッパ古着を取り扱うお店があり、そこのスタッフの方がエルメスのレザーブレスレットを付けていました。そのブレスにはネイティブアメリカンジュエリーとは違う、シルバーのパーツが使われており、プリミティブなシルバーパーツと、洗練されたレザー部分の雰囲気のアンバランスさに心惹かれ調べてみると、それがトゥアレグ族という部族の作ったものだということが分かり、当時の私には高い買い物でしたが、同じレザーブレスレットを購入し今も愛用しています。
それから数年し、福岡のこれまたヨーロッパ古着を取り扱うお店の方と話していたところ、買い付け先のフランス?イギリス?でトゥアレグ族の方?関係のある方?と知り合ったので取り扱いを始めるという話でした。そこで購入したのが1枚目の写真のバングルと指輪。
黒いエボニーウッドとシルバーの組み合わせが当時目新しく新鮮でした。
ただひとつ私の中で欠点だなと思う点は、シルバーの純度が高すぎて変形しやすい点です。写真のリングを見て頂くと分かると思いますが、かなり歪んでいます。これがシルバー925とかだと、ここまで簡単に変形しません。
そして、2枚目の写真、今年購入したシルバー925のトアレグ族のバングル。トゥアレグジルバーは純度の高い純銀を使うので、シルバー925はないのでは?と思いましたが、エルメス製のトゥアレグも925なので、あえてそうなのか。謎の多いバングルです。
ただ、私的には変形が嫌なので、純銀であれば購入しなかったです。やはりある程度の強度がないと長く愛用できませんし。
そして、ここからは私にとっての魅力に感じる部分。よく見ると彫りが対称じゃなく、雑な彫りの部分も。トゥアレグ族のものはネイティブアメリカンジュエリーに比べると、雑な部分も多く、そこがまた人間らしく気に入っているところです。